2018.11.05

コラム

有酸素運動と無酸素運動の違い

 

「有酸素運動」と「無酸素運動」は、両方とも運動ですが違うものです。
有酸素運動と無酸素運動の違いを知って、自分に合った運動はどちらなのか見てみましょう。

 

 

 

有酸素運動とは?

 

有酸素運動とは、名前の通り酸素を使った運動です。
しかし「息をする」という意味で酸素を使うわけではなく、体内のエネルギーを燃焼させるために酸素を使うので「有酸素運動」という名前が付いています。継続的で、軽めの負担をかける運動のことを指し、具体的には水泳やジョギング、サイクリング等が有酸素運動にあたります。
身体を動かそうとするには、体内のエネルギーを使わなければなりません。有酸素運動では、身体に蓄えられている脂肪を燃焼させてエネルギーにします。有酸素運動を始めてからおよそ20分間は血液中の脂肪を使い、20分後からは皮下脂肪がエネルギーとして燃焼し始めます。これは血中の脂肪がおよそ20分程度で使い切られてしまうからで、有酸素運動を20分以上続けるよう推奨されているのはこのためです。
また、血液中の脂肪を使う際にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や、中性脂肪が減少するため、健康の維持にも役立ちます。

 

 

 

無酸素運動とは?

 

無酸素運動は、有酸素運動とは反対で酸素を使わない運動です。
こちらも「息をしない」という意味ではなく、筋肉を動かすために必要なエネルギーを酸素を使わずに使うため「無酸素運動」といいます。有酸素運動は脂肪を燃焼させるためダイエット効果がありますが、無酸素運動は筋肉を鍛えることが主です。短距離走や筋力トレーニング(筋トレ)、ウェイトリフティングなどが無酸素運動にあたります。
無酸素運動では脂肪ではなく、筋肉内に貯めてある糖質であるグリコーゲンをエネルギーに変換します。無酸素運動で筋肉を鍛えることで、当然ながら全身の筋肉量を増やすことに繋がります。ムキムキになりたくない!と筋肉トレーニングを敬遠される女性も多いですが、女性は男性ホルモンが少ないため、男性に比べて筋肉がつきにくくなっています。
また、筋肉量が増えると代謝が上がるため、何もしていない状態でのカロリー消費量が上がり、痩せやすい身体を作ることができます。

 

 

 

有酸素運動と無酸素運動のそれぞれのメリットとは?

 

有酸素運動は体内の脂肪を燃焼させるため、脂肪を減らして痩せたい人向けの運動方法です。また、皮下脂肪を燃焼させる前に血中の脂肪を燃焼させるため、LDLコレステロールや中性脂肪の減少効果もあります。LDLコレステロールは増加しすぎると動脈硬化を引き起こす悪玉コレステロールとも呼ばれ、中性脂肪は取りすぎると皮下脂肪として蓄積されてしまいます。ダイエットだけでなく、健康維持としても効果のある運動です。
無酸素運動は筋肉を鍛えるため、筋肉自体を増やしたい人向けの運動方法です。筋肉量を増やすことによって、基礎代謝量を増やすことが出来ます。基礎代謝量が増えると一日で消費されるカロリーも増えるため、痩せやすい身体を作ることが出来、寝ている間でもカロリーが消費されます。
しかし脂肪を減らしたいから、筋肉量を増やしたいからといって、有酸素運動や無酸素運動の片方だけをやっていても効果はなかなか出ません。両方の運動をバランスよく行うことで、身体を引き締めることができるのです。

 

 

 

有酸素運動と無酸素運動を交互に行う「サーキットトレーニング」で効果アップ!

 

有酸素運動と無酸素運動は全く関係のない別物ではなく、お互いの効果を高め合うものです。筋肉を鍛えたくて無酸素運動ばかりをやっていても、皮下脂肪が多ければなかなか効果は現れませんし、脂肪を落としたくて有酸素運動ばかりをやっていても、筋肉量が少なく、基礎代謝量が少ないままでは効果が現れにくくなってしまいます。
有酸素運動で脂肪を減らしてから無酸素運動を行うと余計な脂肪が減っているため効果が出やすく、また、無酸素運動で筋肉を増やしてから有酸素運動を行うと効率的に脂肪を燃焼させる事が出来ます。しかしこれではどちらから始めれば良いのか分かりません。
実は、脂肪を燃焼させつつ筋肉を鍛える方法があります。それは有酸素運動と無酸素運動を交互に行う「サーキットトレーニング」です。例えば、軽く走ってから筋肉トレーニングをし、また軽く走って筋トレをする、といったような交互運動を続けます。サーキットトレーニングを行うことで、脂肪燃焼と筋肉トレーニングが同時に行えるため、身体を引き締めたい人にはぴったりなんです。

 

 

 

サーキットトレーニングは自分の家や周りでも行うことができますが、かなりの体力を使うため飽きがちでもあります。アルペンクイックフィットネスでは、サーキットトレーニングを中心としたトレーニングを行っております。一回のトレーニングはわずか30秒なので集中力が切れにくく、30秒毎に変わる運動でリズム感よくトレーニングを行うことが出来ますよ。
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