2020.10.01

コラム

今が旬!身体に美味しいりんごの栄養素

 

ポピュラーな果物のひとつと言えば「りんご」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
りんごは、美味しいことはもちろん、体にもとても良いとされている果物です。今回は、りんごに含まれる栄養素や、嬉しい効果などについて紹介します。

 

 

 

りんごの栄養素

 

りんごの約85%は水分で出来ており、カロリーも100g当たり54kcalと低めです。残りの約15%には、主に次のような栄養素が含まれています。

 

・リンゴ酸
リンゴ酸は、りんごやさくらんぼなどに含まれている有機酸のひとつです。TCAサイクル(クエン酸回路)という、体内でエネルギーを作り出す反応に関わっており、身体に溜まった疲労を解消するはたらきがあります。また、鉄分やカルシウムなどのミネラルを包み込み、吸収しやすくするキレート作用もあります。

 

・食物繊維 
りんごに含まれる食物繊維には、水溶性のペクチンと不溶性のリグニンやセルロースが含まれており、便秘や下痢などを抑える整腸作用があります。また食物繊維には、コレステロールの低下や血糖値の急上昇を制御するはたらきがあります。りんごの皮に多く含まれているので、低農薬で安全なものは皮ごと食べるのがおすすめです。

 

・アントシアニン
りんごの赤色は、アントシアニンという色素によるものです。抗酸化作用があり、体内の活性酸素による老化などさまざまな病気を予防します。

 

 

 

りんごの嬉しい効果とは

 

「りんごは体によい」と言われますが、どのような効果があるのでしょうか。


・整腸効果
りんごに多く含まれるペクチンは、水に溶ける水溶性食物繊維で、便秘解消によいと言われています。ペクチンは腸内で善玉菌を増加させ、さらにコレステロールを包んで排出するはたらきもあります。便秘解消だけでなく、腸内の調子も整えてくれます。

 

・ダイエット効果
りんごに含まれる食物繊維の作用により、腸内環境を整え、便通をよくしたりむくみを解消するなどのはたらきが期待できます。また体内から不要なものが排出されることにより、ダイエット効果も期待できます。食べ応えがある割に実は低カロリーなりんごは、間食の際に甘い物の代わりに食べるのもおすすめです。

 

・美肌効果
シワやシミは、活性化酸素によって肌が酸化することで引き起こされます。私たちの細胞は、肌に限らず酸化することで老化するため、細胞が酸化しないようにすることが大切です。りんごに含まれるポリフェノールは抗酸化力が強く、活性酸素を抑えるはたらきがあり、老化を防ぐ効果が期待できます。

 

 

 

効果的なりんごの食べ方

 

さまざまな嬉しい効果も期待できるりんご。せっかく食べるなら効果的に栄養素を摂りたいものです。そのポイントについてまとめました。

 

・朝食べる
りんごに含まれる果糖やぶどう糖は、体への吸収が速く、すぐにエネルギーとなって体や脳を動かすため、眠った体を起こすのにぴったりと言えます。また、朝食べることで酵素や食物繊維を効率よく取り入れ、代謝アップや便秘解消も期待できます。

 

・皮ごと食べる
りんごの栄養素が豊富に含まれているのは、皮や皮のすぐ下の部分です。そのため、皮をむかずに食べることがおすすめです。農薬等が気になる場合は、無農薬や自然栽培のものを選んだり、重曹洗いなどを試すのもよいでしょう。粗塩で少々表面を擦り、水で流すのもおすすめです。

 

・1日1個を目安に食べる
栄養素がバランスよく含まれるりんごですが、食べ過ぎには注意しましょう。食物繊維の一種であるペクチンが含まれているため、食べ過ぎると下痢や腹痛の原因になってしまう場合があります。1日1個(約200g)が目安です。

 

 

 

りんごの保存方法のポイント

 

・涼しい場所で保存する
りんごは、保管する温度が18度以上になると、痛みやすく味も落ちると言われています。そのため、直射日光が当たらない18度以下の一定温度が保てる涼しい場所で保存しましょう。これからの寒くなる時期は、暖房の効いていない風通しのよい冷暗所で保存するようにしましょう。

 

・空気の接触を抑える
空気に触れる回数が多いのも、痛みやすくなる原因のひとつです。新聞紙で一つずつ包み、さらにビニール袋に密封して入れるのがおすすめです。

 

・冷蔵庫での保管方法
涼しい場所で保存ができない場合は、冷蔵庫で保管しましょう。ラップで隙間なく包んだりんごをビニール袋に入れて空気を抜き、密封状態に出来たら野菜室で保存します。ビニール袋に入れる時は、しっかり密封することでりんごの劣化を防ぐことができます。
水滴がついてきた場合は拭き取りましょう。

 

・賞味期限はどれくらい?
りんごの賞味期限の目安は2週間から1か月程度ですが、保存状態がよくないと劣化も早くなってしまいます。水分が抜けてスカスカになったり柔らかくなったりしてしまうので、やはり早めに食べるのがおすすめです。

 

 

美味しくて栄養も豊富なりんご。品質改良などの技術により一年中食べることはできますが、10月から12月にかけての旬の時期のりんごは格別です。ぜひ、美味しく食べて栄養も積極的に取り入れたいですね。より健康維持効果を上げるなら、適度な運動を加えてみてはいかがでしょうか。アルペンクイックフィットネスは30分で手軽に運動ができるので、トレーニング初心者の方や忙しい方も気軽に始めることができます。美味しく食べて体も動かして、健康的な毎日を送りましょう。

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