2021.05.01

コラム

なんだか憂鬱…五月病を予防する方法

新生活も始まり疲れも出てくる頃。連休で休んだけれど、最近なんだか身体が重い、憂鬱、食欲がない…という方はいませんか。きっかけもなく不調をきたす五月病の症状が出やすいこの時期。今回は原因や予防方法について解説します。

 

 

 

五月病とは

 

4月に進学、就職など新生活をスタートした人が、5月頃にきっかけもなく「仕事や勉強に集中できない」「学校や職場に行きたくない」「何だかやる気が起きない」など心身の不調をきたすことを、一般的に五月病といいます。この「五月病」という呼び方は、正式な医学用語ではありません。医学的な言い方では「適応障害」や「うつ状態」と診断される場合が多いです。進学や就職など若い人に起きやすいと思われがちですが、異動や昇進などの機会が多い中高年以上の方も注意しましょう。


新しい生活に緊張しながら乗り切ろうと頑張っていると、1ヶ月経過した頃にその疲れやストレスがどっと出てしまいます。その疲れが溜まったまま、ゴールデンウィークに入ると、休み明けに社会生活に適応できず、頑張る意欲が低下してしまうのです。
このように、新生活から来る過度のストレスが原因である五月病。一過性の場合が多いですが、症状が長引く場合は抑うつ状態に進行することもあるので、早めに専門機関へ相談することをおすすめします。

 

 

 

あなたは大丈夫?五月病の症状

 

五月病の症状は、主に「心の症状」「身体症状」に分けられます。


◆心の症状
・無気力になる
・集中力が下がる
・人と会うのが億劫になる
・気分が落ち込む
・イライラする
・不安感がある など

 

◆身体症状
・睡眠リズムの乱れ
・胃痛
・吐き気
・頭痛
・肩こり
・食欲不振

その他、アルコール量が増える、遅刻や欠勤が増えるなどの行動面に現れる場合もあります。

 

五月病になりやすい人は、次のようなタイプの方が多い傾向にあります。

 

・まじめな人
まじめな人、完璧主義者の人、責任感の強い人は五月病になりやすいタイプです。必ずかかるということではありませんが、自分がこのタイプという方は注意しましょう。

 

・不規則な生活の人
不規則な生活は、心身共に不調が起こりやすいです。睡眠時間の不足や食事の時間が夜遅くなる方などは、体調管理を意識することが大切です。

 

・環境が変わった人
新しい環境になると、緊張状態が続き、心身共に負担がかかりやすくなり、五月病になりやすいです。

 

これらに該当する人でも、ストレスに強い人や、上手にストレスを発散している人は、五月病になりにくいと考えられています。

 

 

 

五月病にならない為の予防法

 

五月病にならないためには、以下のことを意識してみるのがおすすめです。


◆規則正しい生活を送る
不規則な食生活や夜更かしなどによる生活リズムの乱れは、「セロトニン」というストレスを軽減させるはたらきがあるホルモン分泌を減少させるため、五月病の原因にもなりやすいです。睡眠時間の確保や、1日3食摂るといった基本的なことに加え、休日も起床時間は決まった時間にするなど、生活リズムを崩さないように心がけることが大切です。

 

◆考え方を変える
いつでも完璧に仕上げようと、自分に負担をかけ過ぎていないでしょうか。自分に厳しくなりすぎず、時には気を楽にしたり、無理なくマイペースを意識することが、五月病の予防法となります。悩みがある場合は、一人で抱え込まずに周りに話してみましょう。話を聞いてもらうだけでも心が落ち着き、またアドバイスをもらうことで状況打破にも繋がります。話す相手がいない人は、悩みを文章に書き出すと、気持ちが整理しやすくなります。

 

これらのことを日頃から意識して予防を心がけましょう。

 

 

 

今スグ始められる 五月病対策

 

◆睡眠の見直し
睡眠不足は身体の不調、気分の落ち込み、集中力の低下など様々な不調に影響します。朝型の生活で6~7時間の睡眠を取ることが大切です。昼夜逆転の生活を続けると自律神経に不調をきたすこともあるので、休日も朝寝坊しないで規則正しく起きましょう。


◆適度な運動
日頃から軽い運動で身体を動かしましょう。ウォーキングやサイクリングなど手軽にできる運動が続けやすくおすすめです。適度な運動はストレス発散や気分転換ができます。また、自律神経を整え、精神を安定させることにも効果的です。自分の身体に無理のない範囲で取り入れましょう。

 

◆適切な休養をとる
仕事や学校のことを考えずに、メリハリをつけて適度な休息を取りましょう。自分の好きなことや趣味に打ち込むとストレス発散に繋がります。疲労感がある時は、読書や映画鑑賞などゆっくり休養することがおすすめです。また休みだからと寝だめすると疲れが残りやすくなります。

 

◆食生活の見直し
暴飲暴食が続いたり、偏った食生活が続くと胃腸に負担がかかり、気分が憂鬱になりやすいです。バランスのとれた適量の食事をしましょう。炭水化物の摂り過ぎは、集中力低下や気分の落ち込みに繋がることもあるため、適量を心がけましょう。

 

 

五月病は、年齢を問わず誰しもに起こりうるものです。原因や予防方法を知って、新生活の疲れが一気に出てくる時期も心軽やかに過ごしたいですね。五月病予防にも効果的な運動。

でも自分1人ではなかなか続けられない方は、アルペンクイックフィットネスで仲間と楽しく効果的な運動をしてみませんか。リズムにのって楽しく運動するプログラムもあるので無理なく続けられます。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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