2022.01.01
コラム
「コラーゲン」を摂取すると、美容に良さそうというイメージはあるけど、そもそも「コラーゲン」とは何なんだろうと思っている方もいらっしゃるのではないでしょか。
ここでは「コラーゲン」についていろいろと詳しくご紹介します。
「コラーゲン」とは?
「コラーゲン」とは、身体をつくるタンパク質のひとつです。
身体の中の約20%がタンパク質でできており、そのうちの約30%が「コラーゲン」でできていると言われています。
よく知られているように皮膚にも多く含まれていますが、骨や軟骨、血管などにも豊富に含まれています。
また、「コラーゲン」には働きや役割によって、現在わかっているだけでも29種類あります。
その中でもよく知られている「Ⅰ型コラーゲン」は皮膚に多く含まれており、肌のハリや弾力を保っています。
この「Ⅰ型コラーゲン」が不足してしまうと、シワやたるみが出やすくなってしまうため注意しましょう。
ほかに、軟骨に含まれている「Ⅱ型コラーゲン」は、関節の曲げ・伸ばしをスムーズにしてくれ、不足すると関節痛などのトラブルが起こりやすくなります。
このように大切な「コラーゲン」ですが、加齢とともに体内から減少してしまい身体の中で新しく「コラーゲン」をつくり出す力も衰えていきます。
とくに「Ⅰ型コラーゲン」は35歳を境に減りはじめ、50歳以降は急激に低下すると言われています。
1日に摂取するべき「コラーゲン」の量は?
1日あたり5gから10g程度の「コラーゲン」を摂取すると良いと言われています。
「コラーゲン」を摂取すると皮膚の潤いや弾力を高めたり、関節痛を軽減してくれますが、できるだけ多く摂取すればいいというわけではありません。
通常の食事では「コラーゲン」の必要量を摂取するのは、なかなか難しいため、手軽に摂取できるサプリメントなどを利用する方も多いと思います。
過剰に摂取してしまうと以下のようなトラブルが起きる可能性があるため注意しましょう。
・むくんだり、頭痛が起こりやすくなる
腎臓に負担がかかり、排尿作用に影響が生じるとむくんだり、頭痛が起こりやすくなります。
・太りやすくなる
過剰に摂取した「コラーゲン」のうち代謝できず余った分は、脂肪となって体内に蓄積されてしまうため太りやすくなってしまいます。
・ニキビができやすくなる
「コラーゲン」を過剰に摂取すると皮脂の過剰な分泌につながりニキビができやすくなってしまいます。
「コラーゲン」を多く含む食材は?
上記に述べたとおり、「コラーゲン」は通常の食事で必要量を摂取するのは難しいと言われており「コラーゲン」を多く含む食材を意識して摂るようにする必要があります。
<動物性食品>
・豚足
・鶏の皮
・鶏の手羽先
・牛すじ
・豚骨ラーメン
・豚バラ肉
・軟骨
<海洋性食品>
・フカヒレ
・うなぎ
・カレイ
・海老
・くらげ
・魚の皮
<その他>
・ゼラチン
・ゼリー
・プリン
・杏仁豆腐
コラーゲン5gを摂取するのに、必要な量としては、鶏軟骨揚げの場合だと200g、手羽先だと140g、鶏ガラスープだと1.2Lと、かなりの量を必要とします。
また、高カロリーのものが多いため、サプリメントやコラーゲン入りドリンクなどを上手に利用して摂取するのもひとつの方法です。
また、「ビタミンC」と一緒に摂取すると、「コラーゲン」の吸収率が高まるため、柑橘類などの果物やブロッコリーなどの野菜と一緒に摂るのがおすすめです。
さらに、赤身の肉や魚、貝類、大豆製品や小松菜などに含まれる「鉄分」も「コラーゲン」の生成をサポートしてくれるため意識して一緒に摂るようにしましょう。
「コラーゲン」を上手に摂取するには?
・サプリメントは朝食前(空腹時)に摂取する
空腹時に摂取すると、吸収率が良いためおすすめです。また、朝食前と習慣づけると、飲み忘れにくくなり、継続して飲み続けることができます。
・自分に合った摂取方法で続ける
「コラーゲン」の独特なにおいが苦手な方は、ドリンクタイプよりも錠剤タイプがおすすめです。また、パウダータイプだとコーヒーやヨーグルトに混ぜたり、食事に混ぜることも可能です。自分に合った摂取方法であれば、途中で断念してしまう可能性が低く無理なく摂取し続けることができます。
・「ビタミンC」や「鉄分」と一緒に摂取する
上記でも述べたとおり、「ビタミンC」や「鉄分」と一緒に摂取するように意識することが大切です。
・1回で大量に摂取するのではなくバランスよく摂り入れる
一度に多くの「コラーゲン」を摂取しても、不必要な分は脂肪となって蓄積されてしまうため、バランスよく摂取するようにしましょう。
・運動を取り入れる
運動すると血流がよくなるため「コラーゲン」を作っている細胞が活性化し、より多くの「コラーゲン」が生成されると言われています。
「コラーゲン」は美容や健康に欠かせないものですが、通常の食事では足りないことが多く、「コラーゲン」を多く含む食材を意識して摂るようにしたり、効率よく継続して摂取することが大切です。
また、運動でもより多くの「コラーゲン」を生成できるため、忙しくても続けやすい「アルペンクイックフィットネス」で手軽にトレーニングを取り入れてみましょう。