今年は例年より早めに梅雨入りするだろうと予測されています。
ジメジメする梅雨の季節は、何だかわからないけど体が重く感じたり、肩こりが酷くなるなどの不調を抱える方も増える傾向にあります。
今回は、そんな梅雨時期の体調不良の原因は何か？改善方法なども含めて、ご紹介したいと思います。
原因を知り、梅雨の時期も健康的に過ごせるようにしたいですね。

 

 

 

梅雨の体調不良の原因は？その症状とは？

 

一番の原因は｢湿気｣ですが、湿気が多い梅雨の時期は体内の水分が出ていきにくくなります。
体に余分な水分を溜め込んでしまい老廃物の排出が滞ることで、むくみや冷えなどの症状の他に、関節痛や神経痛などが悪化するリスクも高まります。
余分な水分を溜め込んでしまうと胃腸の働きが低下し、食欲不振や吐き気、下痢や便秘なども起こりやすくなります。
栄養を摂っても上手に吸収できず、エネルギーが体に行き渡りにくくなるのです。

 

また、梅雨の時期は朝晩は冷え込みがきつく、日中は夏日の様な暑さになったり、雨で気温が下がった翌日に真夏のような暑い日になるなどといった日が続くので、ストレスや疲れを感じやすい状態になります。
それに加え、気圧の低下が体に与える影響も大きく、交感神経よりも副交感神経が優位になってしまうため、日中でも体がお休みモードに入ってしまい、だるさや頭痛、めまい、疲れが取れないなど様々な不調が現れます。
精神的には気分の落ち込みを感じたり、気力の低下を引き起こしてしまいます。
体だけでなく、ストレスなど心にも負担を抱えてしまうこともあるので、うつ状態に繋がらないよう、早めに改善したいですね。

 

 

 

早めの対処には、他にも理由が…

 

梅雨が明ければ、暑い夏がやってきます。
夏は、室内は冷房で冷え、屋外は湿度と気温が高いため、体温調節機能や自律神経を保つことが必要になります。
エネルギーが不足したまま夏を迎えれば、夏の冷え、夏バテ、食欲不振、熱中症などの不調を引き起こしやすくなってしまいます。
最近では｢気象病｣という名前を耳にすることが増えました。
名前の通り、気候や天気の変化によって起きてしまう体の不調の総称です。
梅雨の時期だけでなく、台風の多い時期や季節の変わり目などにも起こりやすいので、ひどく症状が出れば、日常生活にも支障をきたしてしまうでしょう。
毎年のように、気候の変化で症状が出やすいと感じる方は、意識的に自分の体のケアを心がけることが大切です。
夏を元気に乗り切るためにも、梅雨の時期の不調をしっかりと改善していけるように対策しましょう。

 

 

 

梅雨の時期の不調の改善方法とは？

 

・起きている時は交感神経を優位に
・寝ている時は副交感神経が働くように

この2つを意識して、生活リズムを整え、自律神経のバランスを保つことが改善への近道です。

 

まずは、体内時計をリセットさせるため、朝日を浴びるようにしましょう。
梅雨の時期は雨や曇りの日が多いので、カーテンを開けずに過ごす方も多いでしょう。
天気に限らずカーテンを開けるように癖をつけて、部屋を明るく、気分転換できるよう心がけましょう！

朝食はしっかりと摂り、体が活動モードになるようスイッチを入れましょう。
普段より胃腸の働きが弱まっていますので、水分や塩分の高い食事、冷たい物の食べ過ぎや飲み過ぎには十分注意しましょう。
日中は、活動的に動くよう意識することが大切です。
雨の日ならストレッチなど軽めの運動で構いませんので、習慣づけていきましょう。

 

また、体を冷やさないことも大切です。
外出時には外気や冷房で体を冷やしすぎないよう、カーディガンなど、サッと羽織れる物を持ち歩きましょう。

面倒だからとシャワーだけで済ませる事も多いと思いますが、湯船に浸かって発汗を促すことで代謝を高めましょう。
リラックス効果も高まり、自然と睡眠を促す効果も期待できますよ。

 

 

 

余分な水分を溜め込まないためには？

 

水分を溜め込みやすい梅雨の時期は、軽い運動を取り入れて、水分や老廃物の排出を促しましょう。
オススメは雨の日に部屋でもできる簡単なストレッチや筋トレです。
普段から運動が習慣づけられている方には軽く感じても、全く運動していない方には高い壁に感じられるかもしれません。
まずは、1日5分だけ、10分だけと時間は短めで構いませんので、仕事の合間やテレビを観ながら、気が向いた時に始めましょう。
ポイントはストレッチ前に水分補給をすることです！
水分を溜め込まないためといって、飲む量を減らすのはNG。
水分を取り入れると、水分や老廃物の排出や体脂肪の燃焼アップなどの効果が高まります。
無理のない範囲で取り入れることが大事ですが、簡単な運動を習慣づけていきたいですね。

 

 

一年の中でも梅雨の時期は、心身共に体調を崩しやすい時期でもあります。
自分だけでなく、周りの家族や友人など身近な人たちも、だるさや疲れと闘っているかもしれません。
優しい気遣いを忘れずに、共に生活リズムを整えて、体調を維持していけると良いですね。

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