2023.07.01

コラム

夕方に起きやすい「足のむくみ」を改善する方法とは?

夕方になると足がむくんで重くなったり、だるさを感じることってありますよね?
他にも、お酒を飲みすぎてしまった翌朝に鏡を見たら顔がパンパンに腫れているなど、身体のいろいろなところにむくみは発生します。
では、私たちがむくみを感じる時、身体の中では何が起こっているのでしょうか。
今回は、身体がむくむ原因やそれを改善する方法などについて、お話したいと思います。

 

 

 

気になるむくみの原因とは?

 

むくみは、毛細血管から細胞の間に流れ出る水分量が多くなったり、血管やリンパ管へ吸収される水分量が減ってしまうことによって起こります。
血行不良によって血液の循環が滞ってしまうことが原因で、特に心臓より下にある足は重力の影響で血液が心臓まで戻りにくく、むくみやすくなります。
通常は、ふくらはぎの筋肉を使ったポンプ作用と静脈の逆流防止弁の働きで、血液を心臓まで戻しています。
しかし、立ちっぱなしでいたり、座ったまま身体を動かさず長時間同じ姿勢を取っていると、ふくらはぎのポンプ作用がうまく働かず、血液の循環が悪くなってしまいます。


他にも、身体を締め付けるようなガードルなどの窮屈な下着を身につけていると血行不良が起こり、むくみが生じます。

食べ物が原因でむくみを起こすこともありますが、それは塩分の摂り過ぎが主な要因です。
身体には体内の塩分濃度を一定に保つ働きがありますが、塩分過多な食事を摂ると、その濃度を薄めようと水分を欲し、水分を体内に溜め込みやすくなるからです。


また、女性の方がむくみを感じやすいのは、男性に比べて筋肉量が少ないことが関係しています。そのせいで血流が悪く冷えやすいのです。

 

 

 

”むくみ”は病気なの?

 

夕方にむくみの症状が重くなると感じるが、一晩寝れば翌朝にはスッキリしているという場合は、あまり心配することはありません。
ほとんどの場合は病気ではなく、生活習慣や体質によるものが多いのです。
しかし片足だけむくんでしまう、むくんで痛みを感じる場合は、医療機関を受診すると良いでしょう。

 

人間の身体の約60%が水分で、そのうち40%は細胞内液、20%は細胞外液にありますが、その細胞外液がむくみに関係しています。
この細胞外液は血管を行き来して栄養を届けたり、老廃物の排出を促します。
そういった働きによって、体内の水分が保たれていますが、バランスが崩れると、細胞と組織の間に余分な水分が溜まってしまい、むくみが発生してしまいます。

 

むくんでしまうから、と言って水分を控える方もいますが、それでは改善はできません。
人間の身体には適切な水分の割合があって、それを維持する仕組みが備わっています。
水分が足りなければ喉が渇くなどのサインが出たり、摂りすぎた水分は尿として体外に排出されます。
むくみの原因は水分量ではなく、血液循環の滞りによって起こると覚えておきましょう。

 

 

 

日常的なむくみのケアとは?ストレッチのご紹介

 

座ったまま、立ちっぱなしなど同じ姿勢を長時間し続けると、どうしてもむくみに繋がってしまいます。
その日のうちにケアをして、翌朝スッキリ仕事へ向かいたいものですよね。
おすすめで簡単なストレッチをご紹介します。

ストレッチは、お風呂上がりから就寝前までの体が温まっている時間帯が良いですが、翌朝でも構いません。
生活の中に取り入れやすい時間帯でストレッチをして、むくみ対策しましょう。

 

・足首ストレッチ
①仰向けに寝る
②爪先をゆっくりと上下に動かす
③次に、足先を使って大きく円を描く様に足首を左右へ回す

足首の動きによって、ふくらはぎの筋肉が収縮するため、血行促進が期待できます。

 

・両足ブラブラストレッチ
①仰向けに寝る
②両足を持ち上げて、ブラブラと足全体を揺らす

足を心臓よりも高くすることで、血液が心臓へ戻りやすくなり、むくみ改善へ繋がります。

 

仕事中にどうしても足が重くて辛い時には、つま先立ちをして、かかとを持ち上げてからストンと落とす運動を数回繰り返すといいでしょう。
意識してふくらはぎの筋肉を使うことで血流が促され、むくんで重くなった足も楽になります。
階段を使って歩く、歩幅を広くして歩くなど、日常生活のなかで歩くことを意識してみるだけでも運動量が変わりますよ。

 

 

 

むくみの対策に!バランスよい食事を摂ろう

 

むくみには様々な原因がありますが、味の濃い食事は、むくみの大敵と言えます。
外食などでの塩分の摂り過ぎや、スナック菓子、麺類、ビタミンやミネラルの不足、アルコール飲料の飲み過ぎなども要注意です。
意外な落とし穴として、ヘルシーなイメージで人気の和食ですが、そのなかでも漬け物や梅干しは塩分が多いので食べ過ぎないように注意しましょう。

 

体内の塩分量を調整する働きがある、カリウムを摂るのがおすすめです。
カリウムが含まれている食材には、バナナ、リンゴなどのフルーツ、キュウリがあります。
キュウリなどの瓜科の食物には利尿作用もあるので、むくみ改善に効果的です。

 

また、血管を緩める働きをする「マグネシウム」は、魚介類、海草類、野菜などに多いので、意識して摂取しましょう。
「ビタミンB1」も意識して摂りたい栄養素です。
豚肉、小豆、カボチャ、豆腐などに多く含まれています。

 

偏った食事はむくみだけでなく、別の不調に繋がりかねません。
自分の口に入る食事をもう一度見直して、栄養バランスを考えて、なるべく薄味を心がけてみましょう。
バランスのよい食事を心がけることは、むくみ改善だけでなく日々の健康にも繋がりますよ。

 

 

一度むくみを感じるとずっと気になってしまったり、だんだんと足だけでなく、心も重く感じることがありますよね。
スッキリとした軽い足で、翌朝気持ちよく目覚められると、一日のスタートが違います。

 

アルペンクイックフィットネスでは、これから運動をしようと思っていたり、運動をすることに苦手意識がある方にも始めやすいような環境作りをしています。
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