2025.03.01

コラム

プロテインは運動なしで飲んでもいい?適正量を知って健康維持を

プロテインと聞くと、ボディビルダーやアスリートなどに限定して想像される方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
今回は、健康や美容意識の高い方などにも幅広く支持されているプロテインについて詳しくご紹介します。

 

 

 

そもそもプロテインって何?

 

プロテインとは英語でタンパク質を意味し、日本ではタンパク質を主成分にした栄養補助食品のことをプロテインと称しています。
今ではスーパーやコンビニでも多くの商品が並んでおり、プロテインバーやドリンク、アイスなど、一度は見かけたことのある方も多くいるのではないでしょうか。
タンパク質自体はお肉や魚、乳製品や大豆製品などから摂取できますが、栄養補助食品として知られるこのプロテインは、より多くのタンパク質を効率よく摂取できるのが特徴です。


三大栄養素の1つでもあるタンパク質は、体内でエネルギー源として利用されて体を作る材料にもなるという大きな役割を担っています。

私達の体は常に新陳代謝を繰り返しているため、食事などで定期的に体外からタンパク質を補給する必要があるのでプロテインの摂取は健康維持のためにも大いに役立つでしょう。
ただし、たくさん摂取したからといってそれがすべて機能してくれるわけではありません。
不要になったタンパク質は肝臓や腎臓に負担をかけるだけでなく、消化不良や中性脂肪の蓄積にも繋がってしまうため、適切な量を守ることが大切です。

 

 

 

プロテインの適切な摂取量は?

 

厚生労働省が定めるタンパク質の摂取量は、年齢や性別によっても異なりますが、たとえば18~64歳の男性のタンパク質推奨量は1日あたり65g、女性では50gとなっています。
また年齢や性別だけでなく、カラダの大きさや活動量などによっても必要なタンパク質量は変動します。
例えば体重が60Kgで、毎日軽い運動を心がけている人は72~90gが1日に摂取すべきタンパク質量となります。


<プロテインの摂取目安>
プロテインは、製品によっても摂取できるタンパク質量が異なります。
例えば粉末タイプの場合、おおよそ25~35g前後が一般的で、コップ1杯程度(200mL前後)の水、または牛乳などで溶かして摂取します。
1食分のタンパク質量は製品パッケージに記載されているので、必ず確認しましょう。


パッケージから目安を確認することも大事ですが、プロテインを飲む前には普段の自分の食事がどのくらいのタンパク質を摂取できているかを把握する必要もあります。
足りない分をちょうど補える量のプロテインを選ぶのが、正しく摂取するためのコツです。

 

 

 

運動していない人でもプロテインは摂れる?

 

たんぱく質は、運動をしていない場合でも成人で体重1kg当たり1日1.3g以上が目標量の目安とされています。
人間の細胞は常に生まれ変わるため、普段あまり運動やトレーニングをしていなくても、体を構成する材料となるたんぱく質が必要です。
運動の有無に関わらず、タンパク質が不足しないようこまめに摂取して「健康維持」を心がけなければなりません。


仕事や家事が忙しくて食事を省く、あるいは簡単な軽食で済ませがちにはなっていませんか?
普段から十分なタンパク質を摂取するのが難しい場合にも、プロテイン摂取は手軽でおすすめの方法でしょう。
栄養バランスが調整されたプロテインなら、塩分や糖分の摂りすぎにならないのも大きなメリットです。


<無理なく摂取する方法>
プロテインは粉末のほか、スティックバータイプやドリンクにスイーツなど、幅広いラインナップがあります。
食べたという満足感がほしい場合にはバータイプを選んだり、時間がないときはゼリーやドリンクを選んだりと、状況に応じて選択するのがおすすめです。
おやつ代わりに取り入れると、お菓子の量が抑えられて摂取カロリーのダウンにも繋がりますよ。

 

 

 

プロテインを大きく分類すると?

 

プロテインは、大きく分けるとホエイプロテイン、ソイプロテイン、カゼインプロテインの3つの種類があり、その違いには主に摂取後の吸収時間が挙げられます。


<ホエイプロテイン>
牛乳を原料にしているホエイプロテインは水溶性で非常に吸収が速く、運動後の消耗した体へスピーディにタンパク質を届けられます。


<ソイプロテイン>
大豆を原料にしており、水に溶けにくい性質があり消化吸収が緩やかです。
ただし、食物繊維が豊富で腹持ちが良く、無駄な間食を避けることができるためダイエットのサポートとして取り入れる方も多いです。
また女性ホルモンのエストロゲンに似た化学構造の大豆イソフラボンが含まれているため、体の調子を整え、肌や髪に艶・ハリをもたらすなど女性には嬉しい作用が期待できます。


<カゼインプロテイン>
カゼインプロテインは、実はホエイプロテインと同じく牛乳由来のタンパク質です。
牛乳に含まれているタンパク質のうち約80%がカゼイン、約20%がホエイであり、カゼインは複数のタンパク質が集まってできています。
不溶性で固まりやすい性質があり、ソイプロテインと同じく消化吸収が緩やかなため、ダイエット目的の方にはおすすめです。

 

 

 

プロテインでタンパク質を補い、体の健康を維持することは、充実した毎日を過ごすためにも有効な手段であるといえるでしょう。
栄養バランスの良い食事だけでなく、適度な運動、質の良い睡眠など、日ごろからきちんと意識して取り組むことで心も体も健やかに整えていきたいですよね。


アルペンクイックフィットネスでは、そのサポートが可能です。
無理なく継続しやすいフィットネスのほか、有効なプロテインやサプリメントに興味のある方も、ぜひお気軽にお問い合わせださい。

 

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