2018.04.18
コラム
正しい方法の運動が、ダイエット成功につながります。
湯浅教授のダイエット成功術!
運動方法をまちがえると、期待の効果が得られない
一方、ダイエット目的で運動をするみなさんは、「脂肪を減らしてシェイプアップされた体型になりたい」と願っているのではないでしょうか。でも、脂肪を減らす方法と、体をシェイプアップする方法は違います。
この2つを混同してダイエットに取り組むと、思うような効果が得られません。 脂肪燃焼にいちばん効果的なのは、ウォーキングです。呼吸が苦しくならない程度の早歩きを最低15分は続けてください。なぜ15分かというと、運動を始めるとまず糖質が使われ、3分たつと脂肪が燃え始め、15分たつと糖質と脂肪が50%ずつ燃えてくるからです。
ただし、ウォーキングだけでは筋肉が引き締められませんので、ボディラインはたるんだまま。美しく体をシェイプアップするには、筋肉トレーニングが必要になってきます。脂肪は筋肉で最も多く燃えるので、脂肪燃焼にも筋トレは効果的です。
また、脂肪を筋肉に運ぶのは血液です。血液の流れが悪いと脂肪が運ばれないので、血行促進のためのストレッチも組み合わせて行うと良いでしょう。
脂肪燃焼の仕組み
中京大学 体育学部
湯浅 景元 教授
1947年愛知県生まれ。中京大学体育学部卒業。
東京教育大学(現・筑波大学)大学院体育学研究科修了後、東京医科大学で学ぶ。
医学博士、体育学修士。専門はコーチング論、バイオメカニクス、スポーツ環境論。
一流スポーツ選手の技術分析や市民の健康づくりのアドバイスなども行い、講演やTVなど多方面で活躍。ダイエット、健康に関する著書も多数。