2019.01.04

コラム

毎日どれだけ飲んでいる?正しい水分補給で健康になろう!

 

夏は熱中症対策で水分補給を意識している方が多いかと思いますが、冬は意外と水分補給を忘れがちです。

冬でも意識的に水分補給をすることで、健康面でも美容面でも嬉しいメリットが沢山あるのです。


水の働き


私たちの体はおおよそ60%が水でできています。体内での水は、食事の中に含まれる栄養素を吸収しやすいように分解したり、血液やリンパ液となって酸素などを体中に運ぶ働きを担っています。

また、水は1gあたりの物質の温度を下げるために必要な熱量が高い物質で、冷めにくく温まりにくい性質を持っています。このため、人の体の体温を一定に保つ役割もあるのです。暑い時に汗をかくのもこのためです。

 

私たちは1日におおよそ2.4リットルの水を入れ替えています。水を飲んだり、食事と一緒に体の中に入ってくる水が1日およそ2.1リットルで、残りの300ミリリットルは細胞の代謝の時に発生する代謝水というものです。反対に体外に出ていく水は、尿や便、呼気、汗などによって2.4リットルほどになります。
人の体は水分の出ていく量、入ってくる量を一定に保つシステムを持っています。そのため水を飲みすぎた時はトイレが近くなったり、水をあまり飲んでいない時は尿意を感じないことが多いのです。

 

水を飲む量とタイミング


「1人が1日に飲む量は2リットル」という言葉を聞いたことがある方が多いかと思います。これは平均的な水の量で、正しくは「自分の体重の4%」が適切な値となります。
体重が50キロの人では2リットルが適切ということですね。自分の体重でも計算してみましょう。

しかし自分に合う水の量を一気に飲んでしまっては水分補給の意味が薄れてしまいます。
喉が乾いた時に水を飲む人が多いですが、乾きを感じた時には脱水症状を起こしています。水はこまめに、喉が乾く前に少しずつ飲むのが1番効果的です。
忘れてしまいそうな場合は、朝起きた時や、運動・食事・入浴の前後や寝る前に飲むように意識付けることで、こまめに水分補給することができます。この5つのタイミングは、どれも水分を失う前や後なのです。
人は眠っている間に500ミリリットルもの汗をかきますので、眠る前や起きた時に水分を取ることで脱水を和らげることができます。運動や入浴は発汗により水分が外に出ますし、食事は塩分の分解に多くの水分を使います。塩辛い食べ物を食べた後、喉が乾くのはこのためです。


水の効果


水を飲むことは健康維持だけでなく、美容面でも効果的です。
健康面では血液をサラサラにすることにより健康寿命を伸ばす効果が期待できます。また、老廃物を排出する効果もあるため、体内の毒素排出や便秘改善効果も期待できます。
美容面では基礎代謝量のアップや、内側から肌にうるおいを与えることによる美肌効果も期待できます。乾燥肌やシミ、小じわ、たるみの緩和にも役立ちます。胃の中に水分を入れることで満腹感を得るため、食欲を抑制することもでき、ダイエットにも効果を発揮します。

また、水はそれぞれに効果が異なります。
便秘を解消したい場合は硬水がおすすめです。硬水には老廃物の排出を促すマグネシウムが多く含まれているため、お通じがよくなります。しかし日本人に馴染みのある軟水ではないため、体質に合わない可能性があるので、少しずつ試してみるといいでしょう。
基礎代謝を上げたい場合はミネラルウォーターを、ダイエット中に満腹感を足したい場合は炭酸水を飲むといいでしょう。美肌効果を得たい場合は温泉水に含まれる有機ゲルマニウムが有効なので、原料が温泉水となっている水を飲むようにしましょう。

水分補給にスポーツドリンクやお茶を飲む方も多いですが、健康面、美容面で言うと、カフェインや糖分の分解に水分が多く使われてしまうため良いとは言えません。健康、美容の観点で水分補給をする方は水がおすすめです。


飲み過ぎには注意!


水にはうれしい効果が多くありますが、くれぐれも飲みすぎないように注意をしなければなりません。水を飲みすぎると、水中毒を引き起こす可能性があります。
水中毒の軽度の症状はむくみとして現れます。顔のむくみや足のむくみが主で、水の飲み過ぎで胃がたぷたぷするのも水中毒の症状です。中度になると倦怠感や頭痛、鼻水、くしゃみ、下痢など風邪に似た症状が現れます。重度になると痙攣や昏睡状態を引き起こす可能性もあり大変危険です。
自分の体重の4%が目安となりますが、これ以上は飲まないように意識するようにしましょう。

水中毒かも?と思ったら、意識的に水分を排出しましょう。運動や岩盤浴などで汗をかいたり、しょうがなどの食材で体の中から温めることが大切です。リンパマッサージなどで血液の循環を促すのも水中毒の症状改善に効果的ですよ。
しかし1番大切なのは水を飲みすぎないことですので、こまめに、自分に合った量の水分を取りましょう。
 
冬は汗をかくことが少ないので、体内に入れた水を効果的に循環させるためには汗をかく機会を増やすことも大切です。
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もちろん、フィットネスの前後は水分補給をお忘れなく!

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